車検残の有無や自分で手続きを行うことで諸費用の金額は変わります

同じ車種・グレードの中古車でも、諸費用の金額に差が発生する要因はいくつかあります。もっとも大きなものは、車検が残っているかどうかでしょう。車を購入する時には、車両価格のほかにも様々な税金や費用がかかりますが、車検が残っていることにより、支払わなくていいものがあります。

税金関係では、車検残があれば自動車重量税は納税義務はありません。また自動車税は同じ都道府県であり、未経過相当分が前ユーザーに支払われていなければ支払う必要がありません。諸費用関係では、車検整備費用も当然かかりません。

また、登録代行費用や納車費用など販売店に代行してもらう費用は、販売店によって異なります。また登録代行手数料は同じ販売店でも購入者の居住区によって変わることがあります。例えば品川ナンバー地域の人が神奈川県の販売店で購入した場合などは、販売店は品川管轄の陸運支局へ登録に行く必要があり、販売店のある地域を管轄する陸運支局で登録するよりも人件費や交通費がかかってしまうからです。

車検残の有無に関わらず、購入者が自分で行うことによって変化する諸費用もあります。例えば、車庫証明費用は自分で申請・取得すれば費用は発生しませんし、納車費用も販売店まで車を取りに行けばかかりません。ただし、納車費用は販売店ごとで捕らえ方が異なり、車を取りに行っても費用が請求されるケースもあります。

ほぼ同じようなグレードの中古車であっても、上記の理由などで、諸費用の金額は大きく変わってきます。車を選ぶときは車両価格だけでなく、諸費用も含まれた総額で比べるようにしましょう。