車の購入者が負担する廃車から出る資源のリサイクルに必要な費用のこと

自動車リサイクル料金とは、自動車リサイクル法の制定に伴って新車購入時に購入者が支払うリサイクル費用のことです。

そもそも自動車リサイクル法とは「使用済自動車の再資源化等に関する法律」の略称で、2000年に制定された循環型社会形成推進基本法の実施法の一つ。廃車から出る資源をリサイクル&有効活用するための法律で、各自動車メーカーがリサイクルに対して責任をもちます。そして、新車購入時にリサイクル券(預託証明書)を購入するという形で、リサイクル料金を購入者が支払います。

つまり、自動車リサイクル法が完全施行された2005年1月1日以降に新車登録された車は、基本的にはリサイクル料金は支払い済み。一方、施行前に新車登録された車は、車検の期間が最長3年のため、2008年1月までの期間で、車検時にリサイクル料金の徴収が行われました。

ちなみにリサイクル料金支払い済みの車を中古車として購入する場合、車とともにリサイクル券も合わせて譲渡されるため、購入者は車両価格とともにリサイクル料金も支払う必要があります。カーセンサーnetでは、販売委されている中古車にリサイクル料金が車両本体価格に含まれている場合は「リ済込」、含まれていない場合は「リ済別」と表記しています(またカーセンサーnetでは新車や国内未登録車も掲載されており、その場合は「リ未」とリサイクル料金が未預託であると表示しています)。

また、リサイクル料金支払い後に後付けのエアバッグやエアコンなどを装着した場合は、廃車時にその分のリサイクル料金が請求されます。カーセンサーnetではその場合「リ済別+リ追」「リ済込+リ追」等と表記しています。