カーセンサーアフター保証では、パワーウィンドウやドアロックなどの電装装備品もカバーしている。電装装備品は使用頻度が高いため、故障する確率が他のパーツより高い。しかも、機械であるがゆえ、どんなに点検しても突発的な不具合を無くすことが難しい。今回紹介するのは、そんな電装装備品のアフター保証を使った修理事例だ。

対象となった車両は、2002年式の日産 エルグランド(2代目)。走行距離が約9万7000km、支払総額が約67万円の中古車だ。走行距離的にも価格的にも、2代目エルグランドの初期モデルとしては“妥当”な物件だ。

オーナーはこの物件の購入時に、アフター保証を1年間つけた。料金は7万5600円だった。

そして、まもなく左スライドアが開かなくなる不具合が発生。さらに、3列目の左右ウィンドウまで開かなくなった。スライドドアモーターと左右パワーウィンドウモーターの故障だった。修理費の見積もりは各パーツの交換と工賃を合わせ約13万円。もちろん、オーナーは保証を使ったので、修理費は無料だった。

ドアやウィンドウの故障などは走行には支障をきたせないが、開かないとやはり不便。しかも、修理費は決して安い額ではない。アフター保証では、契約年数に関わらず電装装備品は1年間の保証となる。そういった点においても、1年間はアフター保証を付けておきたい。

日産 エルグランド(2代目)。ファミリーカーとして人気のミニバンだ。家族のための車だからこそ、万が一のことを考え保証に加入しておきたい

日産 エルグランド(2代目)。ファミリーカーとして人気のミニバンだ。家族のための車だからこそ、万が一のことを考え保証に加入しておきたい