査定時に損をしないために意識しておくべきポイントまとめ ~その2:車の状態にまつわる9項目~
カテゴリー: 車買取の基礎知識
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2016/03/30
査定時に気にするべき車の状態にまつわる9項目
車を手放す際は、あなたが愛車のセールスマンです。ではセールスマンとして具体的にどんなところをアピールすればいいのかといえば、主に19項目ある。中には日頃の使い方次第でマイナス査定を避けられるものもある。車の状態にまつわる9項目を見ていこう。
(1)ワンオーナー
新車からずっと乗り続けている車は、中古車として販売するときに “ワンオーナー車” という付加価値がつくため、プラス査定をしてもらえる可能性がある。 また、いわゆる登録済み未使用車の場合でも、登録書類上では2オーナーだが、ワンオーナー車と同様に査定額のアップが期待できる。
(2)禁煙車
タバコが嫌いな人は、ちょっとしたタバコのにおいにも敏感だ。そのため禁煙車指定で探している人も多い。また、喫煙車と比べてヤニによる黄バミがでできないし、灰を落としてシートを焦がしてしまうこともないため、室内がキレイなことが多い。このように禁煙車は大きなセールスポイントになり、プラス査定が期待できる。
(3)保管場所
車の塗装はガラスコーティングなどで入念に手入れをしていても、直射日光や雨などによる経年劣化で色が褪せてしまったり傷んでしまうもの。屋内ガレージや地下駐車場などに保管していた車は、その影響を受けにくいので大きなセールスポイントになる。
(4)日々の手入れ
車が汚れたらキレイにする、キズや凹みをつけないような運転を心がけるなど、常日頃車の状態には気を配ろう。また、もしキズがついてしまったら早めに修理するように。そうした車への愛情はプラス査定にもつながるもの。買取店は年間何百台も車を見ているので、大切に乗っているかどうかはすぐにわかる。
(5)使用目的
高速道路を中心に走っていた車は、ストップ&ゴーの多い街中を中心に走っていた車より、距離の割に機関系へのダメージが少ないことが多い。走行距離が多ければその分査定は下がるものの、きちんとアピールすることでダウンする額を減らせる可能性がある。
(6)土足禁止
ひと昔前に良く見た、今となっては同乗者からは最も嫌がられる行為の1つだが、室内を土足禁止にすることでフロアマットの汚れや傷みを大幅に抑えることができる。同時にドアの内側などを汚す可能性も大幅に抑えやすい。それによってインテリアがキレイな状態ならプラスポイントになる。
(7)ペット
ペットを乗せていた車は、匂いや汚れがこびりついて、中古車を買う人からは敬遠されがちだ。そのため、日頃から荷室や後部座席についた毛をこまめに掃除したり、臭いがつかないよう工夫をすることで査定ダウンを抑えることが重要。シートベルトやシートなどをペットが噛んでしまってボロボロになっている車は、査定アップは難しい。
(8)子ども
子供がシートにつけたジュースなどのシミやお菓子の食べこぼしはマイナス査定になる。こまめに掃除をすることでマイナス査定を回避しよう。またチャイルドシートの形状によっては、後部座席にキズや凹みがつくことがある。チャイルドシート用のマットなどを敷いて予防しておくと査定ダウンを抑えられる。
(9)すぐに売却する姿勢
査定額はその時点での中古車相場をもとに決められる。中古車相場は常に変動しているため、いつ手放すのかわからないと、お店はリスクを避けるために低めに査定しがちだ。そこで、納得できる価格をつけてくれれば査定を受けている現場ですぐ手放すという姿勢を見せると、思わぬ高額査定がつくこともある。