車を手放すまでの流れを把握しよう

忘れられがちだが、土地や建物が「不動産」であるように、車は「動産」。つまり買取りしてもらうことは、財産を手放すということでもある。財産を手放すためにはそれなりの手続きが必要だ。スムーズに車を手放すためにも、まずは買取りの流れを頭に入れておこう。

買取の基本的な流れは以下の通り。

(1)愛車を査定してもらう
買取店に持ち込む(店頭査定)、あるいは自宅などまで査定に来てもらう(出張査定)。出張査定の場合、あらかじめ電話かインターネットでの申し込みが必要。

(2)契約し、車を引き取ってもらう
査定額に納得したら、契約に必要な書類を渡して売却の契約を結び、車を引き渡す。

(3)買い取ったお店が入金する
現金で渡されるケースもあるが、たいていは契約から1週間程度で銀行口座に振り込まれる。

(4)名義変更が行われる
手放した車の新たなオーナーが決まれば所有者の名義変更が行われ、その証明として変更後の車検証のコピーが前オーナーに送付される。

これで手続きはすべて完了

多くの買取店では中古車オークション(中古車販売店が販売する車を仕入れるための市場)へ出品する前に、買い取った車を自社名義に変更して変更後の車検証のコピーを送付してくれる。

買い取られた車が販売されず、いわゆる廃車処分となる場合は、処分手続きが終了後に抹消登録証明書が送付される。

こうしてようやく、車を買い取ってもらう手続きが完了する。

以上が買取のおおまかな流れだ。

text/ぴえいる