トヨタ 次期型ハイエース、レクサス LX570スポーツ、各社コンセプトカーなど「インドネシア国際オートショー」の展示車をレポート
2019/08/26
▲インドネシア国際オートショーは、インドネシア自動車工業会(GAIKINDO)が毎年開催している国際オートショー。2019年はジャカルタにて、7月18日から28日にかけて行われた
今年は異常気象のインドネシア
毎年4月に開催される、インドネシア国際モーターショーと並ぶ、ビッグイベント、インドネシア国際オートショー(GIIAS)が2019年7月18日から28日にかけて開催された。
例年、インドネシアの夏は厳しいのだが、今年は格別。カラッとしたいつものインドネシアとは違い、今年は湿度が猛烈に高かった。それでいて朝から気温は37度に上がる。
ショー会場もガラス面積が大きく、温室状態だ。エアコンをフル作動させている(と信じたい)にも関わらず、汗がなかなかひかない熱い(暑い)ショーであった。
ASEAN最大の自動車消費国である、インドネシアで今後活躍するであろう、日本車を紹介していく。
▲2019年2月にフィリピンで世界初公開、その後、同年春に開催されたバンコクモーターショーでは、「コミューター」という車名で展示された、次期型ハイエース。ここインドネシアでは、「ハイエース」の車名で展示されていた。細かいスペックは不明で、様子見をしているようだった
▲ショー開催のタイミングで発売となった、新たなバージョンがこのレクサス LX570スポーツだ。数々のエアロアクセサリーが装着されており、価格はなんと33億ルピア(約2250万円)となっている。5.7L V8エンジンなどはノーマルモデルに準拠している
▲春に開催された、インドネシア国際モーターショーでも展示されて、衝撃が走った、三菱 エクスパンダーのOEMモデルが、2代目日産 リビナとなる。最高出力104psを発生する1.5Lエンジンを搭載。エクストレイルとのすみ分けやら気になるポイントは多いが、協業がうまくいっている証拠であろう
▲10代目となる、ホンダ アコードがインドネシア市場に投入。ここGIIASでお披露目された。エンジンは190psを発生する、1.5Lターボのみでモノグレード設定となっている。ホンダセンシングなど、最新の安全運転支援システムも採用。現地では約540万円の価格設定と超高級車だ
▲ホンダがASEAN諸国に投入しているコンパクトカーがブリオだ。ここインドネシアでは、独自のエコカー政策、LCGCが設定されているが、ブリオはLCGC車に該当されている。GIIASでは、スポーツグレード、RSをベースにワイドフェンダーを与えたMILLENNIALSプロジェクトを展示していた
▲三菱はエクリプスクロスを展示。意外なことにGIIASがインドネシアデビューとなる。日本仕様では用意されるディーゼルモデルは用意されず、1.5Lガソリンターボのみの設定となっている。アダプティブクルーズコントロールやレザーシートなど、先進、快適装備も充実
▲独自のエコカー政策、LCGCなどもあり、セダン自体がサイズに関わらず、プレミアムな存在になっているインドネシアで、新型MAZDA3セダンがデビューを果たした。新型カローラのデビュー前に投入しようという計画か。ただハッチバックの方が人気を集めていた
▲スズキは、ジムニーシエラをベースとしたスタディモデル、ジムニータフコンセプトを出展。ジャングルグリーンのマッド塗装、悪路走破向けタイア、フロントガードバー、大型フォグランプなど、名に恥じぬ「タフ」なスタイルが表現されたコンセプトモデルに仕立てられていた
▲ダイハツは、世界初公開となるコンセプトカー、HY Funを発表。インドネシアで人気モデルとなっている、MPVの次世代モデルのスタディとなるようだ。ダイハツは、日本でのタウンエース、ライトエースに該当する、国民的商用モデル、グランマックスが人気でインドネシアにおける知名度はかなり高い
▲日本市場でも7月9日に正式デビューしたばかりのタントが、早くもGIIAS会場に展示されていた。ダイハツでは毎回、日本で販売している軽自動車を紹介するコーナーをブースに設けており、日本での活動紹介のひとつとして展示している。DNGA採用第1弾として、タントも登場したようだ
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